ハゼが好き!

海の宝石とも呼ばれる、美しいハゼたちの魅力を、水中写真で紹介します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

【ログ】バリ(ムンジャンガン)23-01-31[2] タンジュン・バトゥ(ハゼ以外編)

タンジュン・バトゥの、ハゼ以外。 何となく地面が盛り上がっているのに気づいて、そっと近づき、砂を払ってみる。 コウイカが、顔を出した。興奮しているらしく、胴体の縁が青く光っている。 こちらを威嚇するように、2本の腕を上げてきた。 水中写真から…

No.049 シノビハゼ (Ctenogobiops pomastictus)

英名:Gold-specked prawn-goby 撮影日時:2017-07-18 撮影場所:水納島(がんばるオジサン) 撮影器材:OLYMPUS TG-4 18mm x 2倍テレコン(フルサイズ200mm相当) 何の形容詞もついていない、シノビハゼ。 「ザ・シノビハゼ」と、呼ばれることがある。 これは…

【ログ】バリ(ムンジャンガン)23-01-31[2] タンジュン・バトゥ(ハゼ編)

初日に潜った、タンジュン・バトゥに再挑戦。 ハゼも良かったが、それ以外のものにも出物が多かったこともあり、ハゼとそれ以外に分けて紹介する。 まずは、共生ハゼ。 マジェスティック・シュリンプゴビー(Vanderhorstia nobilis)。クサハゼによく似たヤツ…

No.048 アオヒゲシノビハゼ (Ctenogobiops mitodes)

英名:Sandy prawn-goby, Sand Shrimpgoby 分布:南西諸島~中西部太平洋 撮影日時:2018-07-26 撮影場所:阿嘉(ニシバマ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ(フルサイズ160mm相当) 背鰭の拡大写真 『決定版 日本のハゼ(2004)』では、種小名がsp. …

【ログ】バリ(ムンジャンガン)23-01-31[1] タイガン

タイガンは、Sari Diveが使っている中では、比較的珍しい、マッド(泥系の)・ポイントである。 コロナ前に来たときには、マスイダテハゼ、ヤノスソビキハゼなどの共生ハゼや、さまざまなベニハゼが見られた。 イエロータイルフィッシュが、透明度の悪い水中…

No.047 ヒメシノビハゼ (Ctenogobiops feroculus)

学名:Ctenogobiops feroculus英名:Sandy prawn-goby 分布:南西諸島~インド・太平洋 撮影日時:2001-08-13 撮影場所:水納島(ビーチ) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 先に説明したように、背鰭の第1棘が長いのが、このヒメシノビハゼ。 …

No.046 ハタタテシノビハゼ (Ctenogobiops tangaroai)

英名:Tangaroa shrimpgoby 分布:南西諸島~中西部太平洋 撮影日時:2017-07-20 撮影場所:水納島(第2ケーブル) 撮影器材:OLYMPUS TG-4 どれもよく似たシノビハゼ属の中で、間違えようがないほど目立って異なっているのが、このハタタテシノビハゼである。…

 【ログ】バリ(ムンジャンガン)23-01-30[2] パールハウス

2本目のポイントは、パールハウス。元々、真珠の養殖場があったところらしい。 砂地、岩場、サンゴと、色々と混じったポイントである。 写真は、登場順。 最初に出たのが、スジモヨウフグ(Arothron manilensis)。ヒトデの上に寝そべって、逃げなかった。 サ…

【ログ】バリ(ムンジャンガン)23-01-30[1] グラスハウス

2日目の1本目は、少し遠いポイントのグラスハウスへ。少し泥地で、ハゼがあちこちにいて、好みのポイントだった。 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 2倍テレコン ホワイトダムゼル。砂泥地では、よく見かけるスズメダイ。 ミホノハゴロモ…

【シノビハゼ属】 (Ctenogobiops)

シノビハゼ属は、日本では6種が知られている。 半透明の灰色の体に、縦長の褐色斑が縦に複数並んでおり、胸鰭に、白い斑点があるという共通点があり、一目で他の属と見分けがつく。 逆に、シノビハゼ属だとはわかっても、どの種かを見分けるのは、水中では難…

No.045 レイド・シュリンプゴビー (Tomiyamichthys nudes)

英名:Rayed Shrimpgoby, Scaleless shrimpgoby通称:レイド 撮影日時:1996-10-29撮影場所:マブール(リボンバレー)撮影器材:Canon EOS-5 + 100マクロ これほどの派手な背鰭を持つのだから、もう少し人気が出ても良さそうなものだが、今一つメジャーにな…

【ログ】バリ(ムンジャンガン)23-01-29[1]タンジュン・バトゥ

本数:1本目 日時:23-01-29 ポイント:タンジュン・バトゥ ガイド:コマンさん 撮影器材: Canon EOS7D MarkII + SIGMA17-70ズーム + 2倍テレコン(フルサイズ換算54-224mm) 成田からの直行便だと、リゾートに着くのは深夜になったので、疲労を考えて午前…

【ログ】バリ(ムンジャンガン)2023年1月-2月

先日、バリ島で潜ってきた。 海外は、コロナが始まったばかりの2019年3月以来だから、ちょうど3年ぶりになる。 訪れたエリアは、ングラ・ライ国際空港(デンパサール国際空港)から、車で4時間強の、ムンジャンガンである。 ムンジャンガンの海は、砂地、泥…

No.044 ホタテツノハゼ (Tomiyamichthys emilyae)

撮影日時:2002-10-04撮影場所:柏島(後浜4)撮影器材:Nikon F4+ 100マクロ x 1.4倍テレコン 共生ハゼの中では、ヤシャハゼ、ニチリンダテハゼ、オドリハゼなどと、一、二を争う人気種である。 人気の素は、やはりその、立派な背鰭にある。 和名の「ホタテ」…

No.043 ブラウンフィン・シュリンプゴビー (Tomiyamichthys sp.)

英名:Brownfin Shrimpgoby 分布:伊豆半島以南の西部太平洋、ミクロネシア 撮影日時:2001-10-20 撮影場所:柏島(後浜1) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン x 1.4倍テレコン 『決定版 日本のハゼ』(旧版)では、ホタテツノハゼ属の1種-3と…

No.042 ファン・シュリンプゴビー (Tomiyamichthys latruncularius)

英名:Fan shrimp-goby, YellowFin shrimp-goby, 分布:高知県以南の西部太平洋、インド洋 撮影日時:2002-10-04 撮影場所:柏島(後浜4) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 1.4倍テレコン 他の人は、普通に写真を撮っているのに、自分には縁遠いハゼというの…

No.041 ヒメオニハゼ (Tomiyamichthys alleni)

英名:Allen's shrimpgoby 撮影日時:2001-05-01 撮影場所:バリ島・トランバン(沈船) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 伊豆以南の、西部太平洋に分布する。 体はオニハゼに似ているが、背鰭の第1棘と第2棘が伸長するため、見分けることは容…

No.040 オニハゼ属の1種4 (オニハゼ属(Tomiyamichthys sp.)

撮影日時:2001-10-17 撮影場所:柏島(後浜3) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 『新版 日本のハゼ』に、オニハゼ属の1種-4として掲載されている。 柏島以外にも、あちこちにいるようだが、まだ、学名も和名もなく、研究者が新種記載してく…

No.039 オニハゼ (Tomiyamichthys oni)

英名:Monster shrimpgoby 撮影日時:2001-08-16 撮影場所:水納島(イエローフィッシュロック) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 東伊豆の川奈から、南国のサンゴ礁まで、非常に分布域が広い。 上は、沖縄の水納島の写真で、白いサンゴ礁に合わ…

No.038 オニツノハゼ (Tomiyamichthys smithi)

英名:Smith's shrimpgoby, Redeyed shrimpgoby 撮影日時:2019-04-23 撮影場所:セブ(アンクルズプレイス) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ (フルサイズ160mm相当) 肘まで埋まるような泥地に棲み、エビと共生する。 最初に存在を知ったのは、ダ…

No.037 ウシオニハゼ (Tomiyamichthys russus)

英名:Blacktip shrimpgoby, Ocellated shrimpgoby 撮影日時:2002-03-12 撮影場所:パラオ(PPRビーチ) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 手をつくと、肘まで潜るような、軟泥地に棲み、エビと共生する。 『新版 日本のハゼ』によれば、ウシオ…

No.036 オドリハゼ (Lotilia klausewitzi)

撮影日時:1998-08-11 撮影場所:石垣島(竹富島ヨスジの根2) 撮影器材:Nikon F4+ 100マクロ x 2倍テレコン 英名:Dance shrimpgoby 透明度のいいサンゴ礁の、オーバーハングになった、白い砂が溜まっているようなところに棲んでいる。 その名の通り、踊るよ…

No.035 レッドマージン・シュリンプゴビー (Amblyeleotris rubrimarginata)

撮影日時:1997-01-07 撮影場所:マブール(パラダイス3) 撮影器材:Canon EOS-5 + 100マクロ 英名:RED-MARGIN SHRIMPGOBY アークフィン・シュリンプゴビー(A. arcupinna)、マスクド・シュリンプゴビー(A. gymnocephala)、メタリック・シュリンプゴビー(A. l…

No.034 ヤマブキハゼ (Amblyeleotris guttata)

撮影日時:1998-08-26 撮影場所:石垣島(マンタスクランブル) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン サンゴのがれ場などで、エビと共生する。 但し、セブでは、泥地に近いところにも棲んでいた。 ペアになっているところは、見たことがない。 それ…

No.033 メタリック・シュリンプゴビー (Amblyeleotris latifasciata)

撮影日時:1998-01-05 撮影場所:マブール(ヨシポイント) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン マブールで、その派手な模様とメタリックの光沢が話題になり、一時、熱狂的に人気が出た。 ハゼブームが沸き起こる、一端を担ったと言ってもいいほど…

No.032 ミナミダテハゼ (Amblyeleotris ogasawarensis)

撮影日時:2001-08 撮影場所:水納島 撮影器材:Canon EOS-5 + 100マクロ ヒメダテハゼほどではないが、普通種。 サンゴ礁の、小石混じりの綺麗な砂地に棲んでいることが多い。 眼の下に、赤褐色の垂線(下向けに垂直に降りていく線)があるのが、最大の特徴…

No.031 マスクド・シュリンプゴビー (Amblyeleotris gymnocephala)

撮影日時:2019-12-08 撮影場所:セブ・マクタン島(マイタケガーデン) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ(フルサイズ160mm相当) 小石混じりから泥地まで、様々な環境に棲息している。 香港以南の西部太平洋からインド洋にかけての、広い範囲に棲息…

No.030 マスイダテハゼ (Amblyeleotris masuii)

謹賀新年 撮影日時:2019-04-19 撮影場所:セブ島(ボードウォーク前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当) 比較的深場の、泥地に棲む上に、これといった特徴がないこともあって、ダテハゼ属の中では、殆ど目立たず、名前も知ら…