ハゼが好き!

海の宝石とも呼ばれる、美しいハゼたちの魅力を、水中写真で紹介します。

【カサゴ】(25/10/2)-「ぐらんぶる」の舞台・川奈の海で見られる魚たち 

【種情報(標準和名・学名・英名等)】

標準和名カサゴ

 和名の意味・由来:頭部が大きく、棘や突起があるところが、笠をかぶっているかのように見えることから笠子。

分類学的情報:フサカサゴ科-カサゴ

分布:北海道~南シナ海沿岸

 

学名Sebastiscus marmoratus (Cuvier, 1829)

 学名の意味:「荘厳な(メバル類)より小型の属」 + 「大理石模様」

英名:Marbled Rockfish

 英名の意味:「大理石模様の」 + 「岩のような魚、または、岩に棲む魚」 

 

【写真と撮影データ】

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon G7X MarkII

撮影協力ジェスタ

jester.jp

 

 以前にも紹介した、カサゴ(俗に言う、ザ・カサゴ)です。

kasurihaze.hatenablog.com

 上の記事では、最近は数が減っているという話をしましたが、今年(2025年)は黒潮の蛇行が収まったせいなのか、あちこちで見かけます。

 どちらかと言うと、岩の上にどっしりと鎮座していることが多いのですが、この日はなぜか、縦になって岩から少しだけ浮いている個体を、よく見かけました。

 

 浮いていると言っても、上向きばかりではなく、こうして下を向いて浮いてる魚もいます。

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon G7X MarkII

 

 下は、25年前の写真で、やはり浮いていました。

 こちらのほうは、何となくですが、上にいる小魚を狙っているようにも見えます。

撮影日時:2000-12-03

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材:Canon EOS-5 + 28-80ズーム


 今年の春は、下のような幼魚をよく見かけました。

 なので、もしかするとカサゴが戻ってきたのかなとおもっていたのですが、当たりでした。

 フクロノリが直径7,8cmなので、大きさ(小ささ)がよくわかるかと思います。

撮影日時:2025-05-13

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ(35mm換算96mm)

 

 

【川奈以外での記録】

 

撮影日時:

撮影場所:

撮影器材:

 

 

主な参考文献:「日本魚類館(小学館)」、「新版 日本のハゼ(平凡社)」、「日本の海水魚山と渓谷社)」、「ベラ&ブダイ(誠文堂新光社)」、「スズメダイ誠文堂新光社)」他。

また、学名や和名等の意味は、生成AIも参照しています。

------------------------------------------------------------------------------

 ブログ村ランキングに参加していますので、下の「水中写真」バナーを、クリックして応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 変なサイトに飛ぶということはありません。

 クリック数で順位が上がり、励みになります。

photo.blogmura.com

 インスタグラム、始めました。

https://www.instagram.com/kasuri_haze/

 

 ブログにまだ載せていない写真も、こちらでまとめて見られます。現在、ハゼ250種、ハゼ以外240種! 

kasuri-haze.sakura.ne.jp

【No.158 シュンカンハゼ】-「ぐらんぶる」の舞台・川奈の海で見られる魚たち 

【種情報(標準和名・学名・英名等)】

標準和名シュンカンハゼ

 和名の意味・由来:皺のある顔が、平清盛への謀反で流罪になった俊寛僧都を思い起こさせるところから。

分類学的情報:ハゼ科-オキナワハゼ属

分布:日本近海、香港

学名Callogobius shunkan Takagi, 1957

 学名の意味:「美しいハゼ」 + 「俊寛僧都から」

英名:なし

 

【写真と撮影データ】

撮影日時:2025-05-28

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当)

撮影協力ジェスタ

jester.jp

 

 以前にも紹介した、シュンカンハゼです。

kasurihaze.hatenablog.com

 上は今年(2025年)の5月、すぐ下は、今年の10月に撮影したもの。

 だいたい、年に1回か2回、姿を見かけている計算になります。

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当)

 

 岩がオーバーハングしているところで、岩と砂地の数センチの隙間に棲んでいて、大抵は、下のように体を隙間と平行にしているのですが、

撮影日時:1999-11-28

撮影場所:川奈(ビーチ)01M(KPM226658)-1080

撮影器材:Canon EOS-5 + 100マクロ


 下のように、斜めに体を出したり、

撮影日時:2001-06-24

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ * 1.4倍テレコン

 

 さらには、まっすぐこちらを向いていることも。

撮影日時:1999-11-28

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材:Canon EOS-5 + 100マクロ

 

 オーバーハングの岩の下にいるので、上方からの写真は珍しく、これだけです。

撮影日時:2002-05-19

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ * 1.4倍テレコン

 

 

主な参考文献:「日本魚類館(小学館)」、「新版 日本のハゼ(平凡社)」、「日本の海水魚山と渓谷社)」、「ベラ&ブダイ(誠文堂新光社)」、「スズメダイ誠文堂新光社)」他。

また、学名や和名等の意味は、生成AIも参照しています。

------------------------------------------------------------------------------

 ブログ村ランキングに参加していますので、下の「水中写真」バナーを、クリックして応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 変なサイトに飛ぶということはありません。

 クリック数で順位が上がり、励みになります。

photo.blogmura.com

 インスタグラム、始めました。

https://www.instagram.com/kasuri_haze/

 

 ブログにまだ載せていない写真も、こちらでまとめて見られます。現在、ハゼ250種、ハゼ以外240種! 

kasuri-haze.sakura.ne.jp

【No.157 ユカタハゼ】(25/10/2)-「ぐらんぶる」の舞台・川奈の海で見られる魚たち 

【種情報(標準和名・学名・英名等)】

標準和名ユカタハゼ

 和名の意味・由来:模様が、浴衣に似ているところから。

分類学的情報:ハゼ科-ユカタハゼ属

分布:千葉~西部太平洋

 

学名Hazeus otakii Jordan et Snyder, 1901

 学名の意味:「ハゼの仲間」 + 「オタキ氏(またはオオタキ氏)に献名」

英名:Scalyhead goby

 英名の意味:「頭部にうろこがある(他のハゼにはない)」 + 「ハゼ」 

 

【写真と撮影データ】

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当)

撮影協力ジェスタ

jester.jp

 この日の昼に、「最近、ユカタハゼを見なくなりました」という話をガイドさんがしていたのですが、昼からのダイビングで、いきなり何匹も登場してしまいました。

 

 泥地を這っており、模様が地味な上にエビと共生するわけでもないので、顧みられることの殆どないハゼです。

 体に黒点と、オレンジの斑点が散りばめられているところは、サキンハゼに似ています。

 実際、サキンハゼはトンガリハゼ属 ユカタハゼはユカタハゼ属と分かれていたのですが、最近、どちらもユカタハゼ属に統一されたようです。

kasurihaze.hatenablog.com

 

 下は、24年前に撮影したもの。

 2倍のテレコンを使っていることもあり、ハゼをさほど警戒心させずに、かなり寄った写真が撮れました。

撮影日時:2001-07-22

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材:Nikon F4 + 105マクロ * 2倍テレコン

 

 

主な参考文献:「日本魚類館(小学館)」、「新版 日本のハゼ(平凡社)」、「日本の海水魚山と渓谷社)」、「ベラ&ブダイ(誠文堂新光社)」、「スズメダイ誠文堂新光社)」他。

また、学名や和名等の意味は、生成AIも参照しています。

------------------------------------------------------------------------------

 ブログ村ランキングに参加していますので、下の「水中写真」バナーを、クリックして応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 変なサイトに飛ぶということはありません。

 クリック数で順位が上がり、励みになります。

photo.blogmura.com

 インスタグラム、始めました。

https://www.instagram.com/kasuri_haze/

 

 ブログにまだ載せていない写真も、こちらでまとめて見られます。現在、ハゼ250種、ハゼ以外240種! 

kasuri-haze.sakura.ne.jp

【ミナミギンポ】(25/10/2)-東伊豆・川奈の海で見られる魚たち 

【種情報(標準和名・学名・英名等)】

標準和名ミナミギンポ

 和名の意味・由来:南方(ミナミ)に棲息するギンポ

分類学的情報:イソギンポ科-テンクロスジギンポ

分布:千葉~インド・西太平洋

 

学名Plagiotremus rhinorhynchos (Bleeker, 1852)

 学名の意味:「斜めに開いた口」 + 「吻(鼻先から口)が前に突き出た」

英名:Bluestriped fangblenny

 英名の意味:「青い縦縞」 + 「牙(fang)のあるギンポ」 

 

【写真と撮影データ】

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当)

撮影協力ジェスタ

jester.jp

 帰り際、浅場の岩場を泳いでいるときに、ガイドさんに教えてもらいました。

 この個体は岩穴から顔を出していますが、岩場の斜面で泳いでいることも結構多い種です。

撮影日時:2023-04-13

撮影場所:アニラオ(ソンブレロ)

撮影器材:OLYMPUS TG-4

 

 ところで本種は、特に幼魚の頃は、クリーニングフィッシュであるホンソメワケベラによく似た模様をしています。

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon EOS7D MarkII + 60マクロ  * 1.4倍テレコン(フルサイズ132mm相当)

 

 また行動的にも、ホンソメワケベラのふりをして、クリーニングを期待して警戒心を解いた魚の鰭をかじって食べるとも言われています。

 しかしながら、ミナミギンポに関しては、他魚の鰭をかじって食べたという観察記録を見つけることは、できませんでした。

 

 また、同じ科のニセクロスギンポを観察した記録によれば、決して他魚の鰭が主食というわけではなく、スズメダイの卵などがない場合に、仕方なく食べるという位置付けのようです。

youjiuo.hatenablog.com

掃除魚擬態の真相

 

 

 

主な参考文献:「日本魚類館(小学館)」、「新版 日本のハゼ(平凡社)」、「日本の海水魚山と渓谷社)」、「ベラ&ブダイ(誠文堂新光社)」、「スズメダイ誠文堂新光社)」他。

また、学名や和名等の意味は、生成AIも参照しています。

------------------------------------------------------------------------------

 ブログ村ランキングに参加していますので、下の「水中写真」バナーを、クリックして応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 変なサイトに飛ぶということはありません。

 クリック数で順位が上がり、励みになります。

photo.blogmura.com

 インスタグラム、始めました。

https://www.instagram.com/kasuri_haze/

 

 ブログにまだ載せていない写真も、こちらでまとめて見られます。現在、ハゼ250種、ハゼ以外240種! 

kasuri-haze.sakura.ne.jp

【ツキチョウチョウウオ】(25/10/2)-東伊豆・川奈の海で見られる魚たち 

【種情報(標準和名・学名・英名等)】

標準和名ツキチョウチョウウオ

 和名の意味・由来:1)体側の白い三日月形の斑紋を月に見立てている。2)体の模様が突き出て目立っているところから等の説あり。

分類学的情報チョウチョウウオ科-チョウチョウウオ

分布:伊豆~西部太平洋

 

学名Chaetodon wiebeli Kaup, 1863

 学名の意味:「ブラシ状に密集した剛毛歯」 + 「Wiebel氏への献名」

英名:Hongkong butterflyfish

 英名の意味:「香港近辺に多い」 + 「チョウチョウウオ」 

 

【写真と撮影データ】

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon G7X MarkII

撮影協力ジェスタ

jester.jp

 

 以前に一度紹介した、ツキチョウチョウウオです。

kasurihaze.hatenablog.com

 そのときにいたのは、堤防沿いでしたが、今回は岩地の浅場で、帰り際にペアで見かけました。

 

 本州近辺ではかなり稀種とされていましたが、1年あまりの間に2度も見かけたことから、案外多くが棲んでいるのかもしれません。

 本家チョウチョウウオ(Chaetodon auripes)に似ていることから、チョウチョウウオだと思われて、見過ごされているという可能性もあります。

 

 

 ところでここからは余談ですが、面白いサイトを見つけました。

 これによれば、ツキチョウチョウウオは、「カサゴチョウチョウウオ科に属し」、「体長は最大で1メートル以上にも達し、美しい青色の鱗が特徴的」な、「ふわふわとしたようなやわらかい体質と独特の泳ぎ方が特徴的な深海魚」だそうです。

 他の魚の項目を見ても、結構、???な記載が多いので、もしかするとAIが書いたのかもしれません(あくまでも推測です)。

waterseibutsu.com

 

 

主な参考文献:「日本魚類館(小学館)」、「新版 日本のハゼ(平凡社)」、「日本の海水魚山と渓谷社)」、「ベラ&ブダイ(誠文堂新光社)」、「スズメダイ誠文堂新光社)」他。

また、学名や和名の意味は、ChatGPTやGoogleGemini等も参照しています。

------------------------------------------------------------------------------

 ブログ村ランキングに参加していますので、下の「水中写真」バナーを、クリックして応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 変なサイトに飛ぶということはありません。

 クリック数で順位が上がり、励みになります。

photo.blogmura.com

 インスタグラム、始めました。

https://www.instagram.com/kasuri_haze/

 

 ブログにまだ載せていない写真も、こちらでまとめて見られます。現在、ハゼ250種、ハゼ以外240種! 

kasuri-haze.sakura.ne.jp

【コチ科の魚たち】眼の虹彩皮膜での見分け方

 コチ科の魚は、外見では殆ど見分けがつきません。

 もちろん、標本を採取してヒレの数をカウントしたり、さまざまな形状を計測すれば同定できるのですが、ダイバーにとっては現実的ではありません。

 そこで、ダイバーが海中または水中写真で、コチ科の魚を見分ける目安を紹介します。

 

 尚、本記事の執筆には図鑑やネットの記事等を参照してはおりますが、内容に関する保証は致しかねますので、ご了承下さい。

 

1.イネゴチ(Cociella crocodila

撮影日時:1997-05-24

撮影場所:大瀬崎(湾内)

虹彩皮膜上側:殆ど凹凸なし。下側:殆ど凹凸なし

 

 

2.エンマゴチ(Cymbacephalus beauforti)

撮影日時:1999-03-31

撮影場所:マブール(カパライ島ドラゴンパッチ)

虹彩皮膜上側:超複雑に枝分かれした樹状で眼をほぼ覆う。下側:殆ど凹凸なし

 


3.オニゴチ(Onigocia spinosa)

撮影日時:1996-10-06

撮影場所:大瀬崎(湾内)

虹彩皮膜上側:枝分かれした樹状。下側:2つの比較的なだらかな凸部

 


4.クロシマゴチ(Thysanophrys chiltonae)

撮影日時:2000-05-03

撮影場所奄美南(蘇刈)

虹彩皮膜上側:枝分かれした短い樹状。下側:眼の下半分を覆うくらい大きな2つの凸部

 

 

5.セレベスゴチ(Thysanophrys celebica)

撮影日時:2000-05-28

撮影場所:川奈(ビーチ)

虹彩皮膜上側:枝分かれした樹状。下側:2つの凸部



6.マゴチ(Platycephalus sp)

撮影日時:不明

撮影場所:川奈(ビーチ)

虹彩皮膜上側:1つの凸部。下側:凹凸なし



7.ワニゴチ(Inegocia ochiaii)

撮影日時:1997-06-14

撮影場所:大瀬崎(湾内)

虹彩皮膜上側:枝分かれした樹状。下側:凸部なし

 

 

主な参考文献:「日本魚類館(小学館)」、「新版 日本のハゼ(平凡社)」、「日本の海水魚山と渓谷社)」、「ベラ&ブダイ(誠文堂新光社)」、「スズメダイ誠文堂新光社)」他。

また、学名の意味等は、ChatGPTを参照しています。

------------------------------------------------------------------------------

 ブログ村ランキングに参加していますので、下の「水中写真」バナーを、クリックして応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 変なサイトに飛ぶということはありません。

 クリック数で順位が上がり、励みになります。

photo.blogmura.com

 インスタグラム、始めました。

https://www.instagram.com/kasuri_haze/

 

 ブログにまだ載せていない写真も、こちらでまとめて見られます。現在、ハゼ250種、ハゼ以外240種! 

kasuri-haze.sakura.ne.jp

【セレベスゴチ】(25/10/2)-東伊豆・川奈の海で見られる魚たち 

【種情報(標準和名・学名・英名等)】

標準和名セレベスゴチ

 和名の意味・由来:セレベスのコチ

分類学的情報:コチ科-クロシマゴチ

分布:千葉~インド・西太平洋

 

学名Thysanophrys celebica (Bleeker, 1854)

 学名の意味:「コチ科の仲間」 + 「セレベス島(現スラウェシ島)で標本が採取された」

英名:Celebes Flathead

 英名の意味:「セレベス」 + 「(横から見て)頭が平ら」 

 

【写真と撮影データ】

撮影日時:2025-10-02

撮影場所:川奈(ビーチ)

撮影器材Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当)

撮影協力ジェスタ

jester.jp

 最大でも15cmほどにしかならない小型のコチで、日本の千葉から九州の沿岸にもっぱら棲んでおり、南方の海には殆どいません。

 但し、なぜか新種記載の標本は、インドネシアのセレベス島(現スラウェシ島)から得られているので、分布は広いようです。

 伊豆で小型のコチを見かけると、この種であることが多いです。

 

 コチの仲間は、どれも外見が非常に似ており、水中でぱっと見ただけでは、殆ど区別がつきません。

 見分けるポイントの一つが、眼を覆う皮膜(虹彩皮膜)の形状です。

 下の写真は、別の日に正面顔を撮影したものですが、眼の表面を皮膜が覆っているのがわかるでしょうか。

 セレベスゴチの場合は、上側の皮膜が樹状に枝分かれしており(上の写真はまだ若魚で枝分かれは少ない)、下側の皮膜には2つの山があるのが特徴です。

撮影日時:2001-07-29

撮影場所:川奈(ビーチ)

 

 

主な参考文献:「日本魚類館(小学館)」、「新版 日本のハゼ(平凡社)」、「日本の海水魚山と渓谷社)」、「ベラ&ブダイ(誠文堂新光社)」、「スズメダイ誠文堂新光社)」他。

また、学名の意味等は、ChatGPTを参照しています。

------------------------------------------------------------------------------

 ブログ村ランキングに参加していますので、下の「水中写真」バナーを、クリックして応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 変なサイトに飛ぶということはありません。

 クリック数で順位が上がり、励みになります。

photo.blogmura.com

 インスタグラム、始めました。

https://www.instagram.com/kasuri_haze/

 

 ブログにまだ載せていない写真も、こちらでまとめて見られます。現在、ハゼ250種、ハゼ以外240種! 

kasuri-haze.sakura.ne.jp