英名:Monster shrimpgoby
撮影日時:2001-08-16
撮影場所:水納島(イエローフィッシュロック)
撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン
東伊豆の川奈から、南国のサンゴ礁まで、非常に分布域が広い。
上は、沖縄の水納島の写真で、白いサンゴ礁に合わせて、白っぽい体色をしている。
あまりハゼの見つからないポイントで、しかも、この年は他のポイントでもオニハゼがやたら少なかったが、見つけたこの子は、サービス満点で、鰭を全開にしてくれた。
撮影日時:2002-04-14
撮影場所:川奈(ビーチ)
撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ 1.4倍テレコン
上は川奈ビーチのオニハゼで、水納島の個体とは同種とは思えないほど、茶色っぽい体色をしている。
中でも上の個体は、背鰭に黒点がない上に、胴体の色が濃く、サンゴ礁のオニハゼでくっきりと出ている、眼の下の垂線が殆ど見えなくなっていて、余計に別種に見える。
オニハゼは、本来、サンゴ礁の白砂や、小石混じりの粗い砂地に棲む。
なので、泥地が多い川奈のビーチには馴染まないのだが、崖から降りたすぐ近くに、小石混じりの狭いエリアがあって、ここにペアで巣穴を構えている。
警戒心が強く、発見したときは、まず1匹が巣穴に引っ込み、1匹だけが残っていることが多い。
このときも、1匹は引っ込んでしまったが、透明度がかなり良かったせいか、もう1匹は逃げずに巣穴から大きく全身を乗り出して、何かを脅すようなポーズを取っていた。
下のオニハゼも川奈で撮影したもので、両者の中間色に、近いかもしれない。
撮影日時:2002-06-16
撮影場所:川奈(ビーチ)
撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ
下は、幼魚の写真である。
『新版 日本のハゼ』にある、「第1背鰭中央上部に白(というよりは水色?)・黒・青色が重なった眼状斑」が、はっきり見えている。
撮影日時:2020-03-05
撮影場所:ムンジャンガン(タンジュン・バル)
撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ135mm相当)
ところで、オニハゼの「オニ」は、「鬼」のことだと思われるが、それほどいかめしい面構えとは思えないので、どうしてこの名がついたのか、不思議である。
英名も、"Monster shrimpgoby"となっているところを見ると、洋の東西を問わず、迫力のある外見に見えるのだろうか。
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