シノビハゼ属は、日本では6種が知られている。
半透明の灰色の体に、縦長の褐色斑が縦に複数並んでおり、胸鰭に、白い斑点があるという共通点があり、一目で他の属と見分けがつく。
逆に、シノビハゼ属だとはわかっても、どの種かを見分けるのは、水中では難しい。
まず、第1背鰭の、棘の長さで分けると、
1)背鰭の第1、第2棘とその間の鰭膜が、極端に長い→ハタタテシノビハゼ
2)背鰭の第1棘が長い→ヒメシノビハゼ
3)背鰭の第2棘が長い→アオヒゲシノビハゼ
4)背鰭の棘がどれも長くない→シノビハゼ、ホホスジシノビハゼ、シルバースポット・シュリンプゴビー(C. formosa)、オビシノビハゼということになる。
1)ハタタテシノビハゼ
2)ヒメシノビハゼ
3)アオヒゲシノビハゼ
次に、4)の、背鰭の棘が、どれも長くないグループを分けると、
4-1)胸鰭の白色班が線状で、頬に3列以上の橙色点が斜走する→ホホスジシノビハゼ
4-2)体側の褐色班の周囲を、黄色班が取り巻くような模様になっている→シノビハゼ
4-3)体側の褐色班の周囲を、複数の水色の小点が円形に取り巻くような模様になっている→シルバースポット・シュリンプゴビー
4-4)体側に短い黄色横線がある→オビシノビハゼ
ということになる(参考:『新版 日本のハゼ』)。
4-1)ホホスジシノビハゼ
4-2)シノビハゼ
4-3)シルバースポット・シュリンプゴビー
4-4)オビシノビハゼ
残念ながら写真はないので、こちらを参考に。
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