和名:クロオビハゼ
学名:Myersina nigrivirgata Akihito et Meguro, 1983
英名:Black-line shrimp-goby (ブラックライン・シュリンプゴビー)
分布:沖縄~西部太平洋
撮影日時:2022-08-077D(100)
撮影場所:石垣(伊土名ボールキャベツ)
撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ (フルサイズ160mm相当)
ここからは、ハゴロモハゼ属 (Myersina) と呼ばれる、ハゼの仲間です(イトヒキハゼについては後述)。
ハゴロモハゼ属に共通する性質としては、泥地でエビと共生し、ホバリングしています。
寄って行くと、着底するよりも、そのまま後ろ向きで、尾びれから巣穴の中にするするっと引っ込むことが多いようです。
クロオビハゼは、ハゴロモハゼ属の中で、最もよくダイビングで目撃されるハゼで、フィリピン、インドネシア、マレーシア等にも棲んでいるはずなのですが、なぜか、石垣と西表でしか、出会ったことがありません。
学名のnigrivirgataは、黒の縞模様という意味です。
新種を記載したのは、明仁親王(当時)で、和名の命名も、この方です。
論文にも、「この名前は、黒い横帯からつけられた」という記載があります。
稀に、黄色い個体がいますが、こちらは一度しか出会ったことがなく、再度の出会いを待ち望んでいます。
撮影日時:1999-08-13
撮影場所:西表(比内ビーチ)
撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン
尚、最近の研究では、以前に紹介したイトヒキハゼを、ハゴロモハゼ属に帰属させるという意見も有力ですが、ここでは、『新版 日本のハゼ』に従い、イトヒキハゼはイトヒキハゼ属としておきます。
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