宮古島では、5種類のチョウチョウウオ(写真に撮れなかったものも含めるとあと2種)が、いました。
アイウエオ順に紹介します。
尚、撮影器材はすべてOLYMPUS TG-7です。
1)アケボノチョウチョウウオ
学名:Chaetodon melannotus Bloch et Schneider, 1801
英名:Blackback butterflyfish
分布:南日本~インド・太平洋
撮影日時:2024-08-03
撮影場所:宮古(なるほどザ・ケーブ)

他種に比べると、単独でいることが多く、それほど数は多くありませんが、ポイントによっては群れていることもあります。
サンゴや、岩に生えた藻類を食べます。
英名は、背中の部分(バック)が黒いところから。
2)イッテンチョウチョウウオ
学名:Chaetodon unimaculatus Bloch, 1787
英名:Teardrop butterflyfish
分布:南日本~インド・太平洋
撮影日時:2024-08-03
撮影場所:宮古(なるほどザ・ケーブ)

ペアでいることが多いチョウチョウウオですが、このときは単独で泳いでいました。
サンゴや、岩に生えた藻類を食べます。
和名と学名の由来は、体側の黒い大きな点からきていますが、英名は黒点の下側が垂れているのを、ティアドロップ(涙滴)に例えたものです。
3)ゴマチョウチョウウオ
学名:Chaetodon citrinellus Cuvier, 1831
英名:Speckled butterflyfish
分布:南日本~インド・太平洋
撮影日時:2024-08-02
撮影場所:宮古(中の島)

体側に小さな点が規則的に並んでいるのを、胡麻になぞらえて、和名がついています。
稀種のコクテンカタギに似ており、遠くから見つけるたびに、慌てて写真を撮るのですが、いつもゴマチョウチョウウオです。
4)チョウチョウウオ
学名:Chaetodon auripes Jordan et Snyder, 1901
英名:Oriental butterflyfish
分布:千葉~台湾
撮影日時:2024-08-03
撮影場所:宮古(なるほどザ・ケーブ)

チョウチョウウオ科と言えば、南の魚のイメージですが、この種だけは伊豆でも普通に見られます。
逆に、南限が台湾やその周辺であることから、オリエンタル(東洋の)・バタフライフィッシュという英名がつけられています。
不思議なことに、産卵の場所や行動は、まだはっきりと解明されていないそうです。
和名:フウライチョウチョウウオ
学名:Chaetodon vagabundus Linnaeus, 1758
英名:Vagabond butterflyfish
分布:南日本~インド・太平洋
撮影日時:2024-08-02
撮影場所:宮古(中の島)

フウライチョウチョウウオとは、一風変わった名前ですが、これは、風来坊から来ているそうです。
また、英名のバガボンドも、宮本武蔵のマンガで有名になりましたが、同様に風来坊を意味しています。
ただ、その由来は諸説あって、調べきれませんでした。
主なものは、
1)雑食性で、さまざまな環境に対する適応能力が非常に高く、どこにでもいる。
2)追いかけても物陰に隠れることなく、ふらふらと漂って逃げ惑う。
3)幼魚の頃に海流に乗って流され、遠く旅をする。
といったところでしょうか。
模様がよく似ているものに、トゲチョウチョウウオ、名前がよく似ているものに、
ニセフウライチョウチョウウオ、ヒメフウライチョウチョウウオなどがあります。
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