ハゼが好き!

海の宝石とも呼ばれる、美しいハゼたちの魅力を、水中写真で紹介します。

No.001 オイランハゼ(Cryptocentrus melanopus ) その1

 水深5mくらいまでの、かなり浅い砂地・砂泥地・泥地に、エビと一緒に棲む。
 顔や、背びれなどのヒレに、ピンクの斑紋があるという、かなり派手な模様で有名な、イトヒキハゼ属の共生ハゼである。

 

 模様が派手なことに加えて、求婚時に全てのヒレを全開にして2~3秒ほどホバリングするという、さらに派手なディスプレイを行なうことで、ダイバーにも人気がある。

 和名のオイランは、体の模様を、江戸時代の遊女である「花魁」の、派手な衣装に見立てたところから来ていると思われる。

 

 冒頭の写真は、フィリピンのセブ島、「サン」というポイントで撮影したもの。
 水深5mくらいの、フラットな地面が続くところで、あちらを見てもこちらを見ても、オイランハゼが、まるで畑のように生えていた。
 それなのに、どの個体も大人しく、ディスプレイとまではいかないまでも、全ヒレを開いた写真が撮れなかったのが、残念。

 

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