和名:イレズミサルハゼ
学名:なし(Oxyurichthys sp.)
英名:不明
分布:伊豆~フィリピン

撮影日時:2024-09-11
撮影場所:セブ(RSN)
撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン
(フルサイズ91mm相当)
以前紹介したオニサルハゼと同様、エビとは共生せず、巣穴の近くなどに、悠然と寝そべっています。
15cmくらいある個体もあり、水中ではなかなかの迫力で、透明度の悪いセブの泥地で、目の前に突然現れると、かなりびっくりしてしまいます。
ところで、このイレズミサルハゼは、オニサルハゼと違って学名はまだなく、和名だけが決まっているという、少し珍しいパターンです。
通常は学名と同時、或いは既に学名が定まっているものに和名をつけるのですが、下のガイドラインによれば、「学名が未確定であっても当該タクソンの分類学的定義が十分であれば必ずしも命名を妨げない。そのようなタクソンをレッドリストの評価対象とする場合や、図鑑に掲載したりする際に標準和名が必要とされることがある」だそうです。
https://www.fish-isj.jp/iin/standname/guideline/guidelines2020.pdf
オニサルハゼと比較すると、1)頬に青い斜線があり、2)尾柄部の斑点がオニサルハゼほど大きくも濃くもないという点で、見分けがつきます。
尚、『新版 日本のハゼ』には、オニサルハゼよりもはるかに数が少ないとありますが、セブでは、ほぼ同じくらいの遭遇回数となっており、ネットにもかなり画像が上がっていますので、個人的にはさほど稀種とは言えないように思われます。
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