ハゼが好き!

海の宝石とも呼ばれる、美しいハゼたちの魅力を、水中写真で紹介します。

No.059 ドラキュラ・ゴビー (Stonogobiops dracula)

和名:なし

学名:Stonogobiops dracula Polunin et Lubbock, 1977

英名:ドラキュラ・ゴビー/ドラキュラ・シュリンプゴビー(Dracula shrimp-goby)

分布:インド洋(セイシェルモルジブ

撮影日時:2000-02-09

撮影場所:モルジブ(ヴィラメンドゥ・ハウスリーフ)

撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン

 

 日本はもちろん、フィリピンやインドネシアなどの太平洋にもおらず、モルジブなどのインド洋固有種です。

 

 特徴は、ネジリンボウのように黒い縞が斜めになっておらず、体に直角に近いこと。そのため、「捩れていないネジリンボウ」と呼ばれることも。もう少し成長すると、黒い太縞の間に赤い細縞が入り(この写真でもかすかに見えますが)、さらに成長すると、黒い縞も赤くなるのだそうです。

 

 ドラキュラという英名は、まさに吸血鬼ドラキュラから取られたもので、「どこが?」と思ってしまいますが、眼に赤っぽい線が入っているところが、映画のドラキュラを連想させたのでしょうか。

 

 写真は、アリ環礁のヴィラメンドゥというリゾートの、ハウスリーフで撮影したものです。モルジブと言えば、大物のイメージですが、1本目のボートダイビングで、ひたすら中層を流されて疲れ、写真もさっぱり撮れなかったため、その後のダイビングは、すべてハウスリーフで潜りました。

 大潮だったため、流れがきつくて苦労しましたが、その分、ハゼの出はよかったようです。

 ただ、ドラキュラ・ゴビーは、水深30m近くまで行かないといなかったため、あまりじっくりと撮影できなかったのは残念でした。

 

 

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