ハゼ編のラストは、常に海底で匍匐するように活動している、匍匐型のハゼです。
繰り返しになりますが、アニラオでの宿とダイビングは、ヴィラ・マグダレナでした。食事が美味しく、部屋も綺麗で、ガイドさんも魚に詳しい、日本人経営だけあって、日本人好みのダイビング宿です。
今回のアニラオで、個人的に一番嬉しかったのが、このイトヒキインコハゼ(Exyrias akihito)でした。学名がExyrias akihitoとなっていることからわかるように、ハゼの研究者としても有名な、明仁氏(平成上皇)に献名されたハゼです。
英名は、学名から取って、アキヒト・ゴビーと呼ばれていますが、学名がつく前は、派手な背鰭から、フィラメンテッド・ゴビーと呼ばれていたことも。
上がオス、下がメスです。ペアではなく、別の日、別のポイントで撮影したものです。ハゼの雌雄は、背鰭くらいしか変わらないものが多いですが、このイトヒキインコハゼは、メスの方が、かなり大きくなっています。
撮影日時:2023-04-08
撮影場所:ダリラウト
撮影日時:2023-04-06
撮影場所:ダキエダ
カタボシオオモンハゼ(Gnatholepis cauerensis)。匍匐ハゼの中では、普通種です。眼の周囲に黒い筋があり、眼から下方に筋が降りているのが、オオモンハゼ属全体の特徴で、このカタボシオオモンハゼは、(この写真ではあまり目立ちませんが、)胸鰭の上に白い点があることで、他の種と見分けられます。
サンカクハゼ属だろうというところまではわかりますが、背鰭が開いていないこともあり、セホシサンカクハゼかカタボシサンカクハゼかが分からず、専門家に問い合わせ中。カタボシサンカクハゼなら、初物なので嬉しいですが。
クツワハゼ属の、ホシカザリハゼ(Istigobius decoratus)。普通種の上、模様も形も地味で、しかも、砂地に紛れて目立たないので、殆ど誰にも注目されないハゼです。
こちらは、同じクツワハゼ属の、オキカザリハゼ(Istigobius nigroocellatus)。だと思いますが、自信はなし。問い合わせ中です。
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