ハゼが好き!

海の宝石とも呼ばれる、美しいハゼたちの魅力を、水中写真で紹介します。

【ログ】アニラオ 23/4/5-4/13 匍匐ハゼ編 (アキヒト・ゴビー他)

 ハゼ編のラストは、常に海底で匍匐するように活動している、匍匐型のハゼです。

 

 繰り返しになりますが、アニラオでの宿とダイビングは、ヴィラ・マグダレナでした。食事が美味しく、部屋も綺麗で、ガイドさんも魚に詳しい、日本人経営だけあって、日本人好みのダイビング宿です。

divemagdalena.com

 今回のアニラオで、個人的に一番嬉しかったのが、このイトヒキインコハゼ(Exyrias akihito)でした。学名がExyrias akihitoとなっていることからわかるように、ハゼの研究者としても有名な、明仁氏(平成上皇)に献名されたハゼです。

 英名は、学名から取って、アキヒト・ゴビーと呼ばれていますが、学名がつく前は、派手な背鰭から、フィラメンテッド・ゴビーと呼ばれていたことも。

 上がオス、下がメスです。ペアではなく、別の日、別のポイントで撮影したものです。ハゼの雌雄は、背鰭くらいしか変わらないものが多いですが、このイトヒキインコハゼは、メスの方が、かなり大きくなっています。

撮影日時:2023-04-08

撮影場所:ダリラウト

 

撮影日時:2023-04-06

撮影場所:ダキエダ

 

 カタボシオオモンハゼ(Gnatholepis cauerensis)。匍匐ハゼの中では、普通種です。眼の周囲に黒い筋があり、眼から下方に筋が降りているのが、オオモンハゼ属全体の特徴で、このカタボシオオモンハゼは、(この写真ではあまり目立ちませんが、)胸鰭の上に白い点があることで、他の種と見分けられます。

 

 サンカクハゼ属だろうというところまではわかりますが、背鰭が開いていないこともあり、セホシサンカクハゼカタボシサンカクハゼかが分からず、専門家に問い合わせ中。カタボシサンカクハゼなら、初物なので嬉しいですが。

 

 クツワハゼ属の、ホシカザリハゼ(Istigobius decoratus)。普通種の上、模様も形も地味で、しかも、砂地に紛れて目立たないので、殆ど誰にも注目されないハゼです。

 こちらは、同じクツワハゼ属の、オキカザリハゼ(Istigobius nigroocellatus)。だと思いますが、自信はなし。問い合わせ中です。

 

 

 

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ダイビングへ

 ブログ村ランキングに、参加しています。応援、よろしくお願い致します。

 

 ブログに出てくるハゼの写真を、まとめて見たい方は、こちらをどうぞ。

kasuri-haze.sakura.ne.jp