アニラオのログが続きましたが、2月に行ったバリのログも。
ダイビングの宿とガイドは、ムンジャンガン地区の、Sari Dive。アニラオと同様、食事と部屋が素晴らしい宿ですが、さらにすごいのは、現地のガイドさんなのに日本語が通じるのと、リクエストした魚を見せてくれようとする、その熱心な姿勢です。
イトカケホオカギハゼ(Ancistrogobius yoshigoui)。これは、初顔です。尾びれにもピントが合うように、角度を変えて、もっとじっくり撮影すべきでした。ホオカギハゼ属は、2010年に新たな属として記載され、イトカケホオカギハゼの他に、フタヒレホオカギハゼ、アサバノホオカギハゼ、ウロコホオカギハゼが属しています。
一見、アオギハゼですが、実は、よく似た近似種で、学名を、Trimma hollemaniというハゼです。アオギハゼとは、尾びれの模様が異なっています。
アカメハゼ(Bryaninops natans)。サンゴの上に腹びれで乗っかったり、ホバリングしたりしています。
アワイロコバンハゼ(Gobiodon prolixus)。一生を、サンゴの中で過ごします。和名のアワイロは、体色が淡い色であるところから。『新版 日本のハゼ』によれば、準絶滅危惧種だそうです。
レインフォーズ・ゴビー(Amblygobius rainfordi)。日本にいるキンセンハゼと非常によく似ています。日本からフィリピンにかけては、キンセンハゼ、フィリピンからインドネシアにかけては、レインフォーズ・ゴビーがよく見られます。
イエローアイド・コムトゥース(Ecsenius melarchus)。カエルウオの一種で、英名の通り、眼が黄色いのが特徴。こんなに集まっているのは、他のカエルウオでも見たことがありません。
メギスの一種、バイカラー・ドティーバック(Pictichromis coralensis)。派手な色合いのくせに、暗がりにいます。
ハナヒゲウツボ(Rhinomuraena quaesita)。通常、ウツボと聞いて連想するものよりも、かなり細いですが、これでも立派なウツボの仲間です。
但し、姿かたちが変わっているだけあって、普通のウツボと違い、性転換する上に、体色を大きく変化させるという、変わった魚です。幼魚の頃は、オスで黒、メスに性転換すると青になり(この姿が一番知られている)、老成すると上のように黄色くなるということです。
ハナヒゲウツボ(幼魚)
ハナヒゲウツボ(成魚)
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