ハゼが好き!

タンク千本潜ったベテランダイバーが、海の宝石とも呼ばれる、美しいハゼたちの写真を通して、神秘の水中世界をご案内します。

No.020 ヤノダテハゼ (Amblyeleotris yanoi) その2

 

撮影日時:2000-07-21

撮影場所:柏島(後浜1.5番ブイ)

撮影器材:Nikon F4 + 100マクロx2倍テレコン

 

 何度も言うように、ヤノダテハゼとオーロラ・シュリンプゴビーは、尾鰭の模様が違うくらいで、非常によく似ている。

(厳密に言えば、オーロラは目の下に赤い帯があるが……)

 

 同じ地域に棲んでいれば、ややこしくてしょうがないだろうが、分布域をみれば、インドネシアのスンダ列島を境に、オーロラはインド洋、ヤノダテは西太平洋と、見事に棲み分けている。

 オーロラを呼ぶときに、「ヤノダテのインド洋版」と呼ぶ人もいる。

 

(出典:FishBase)

 

 恐らくは、最初は同一種だったものが、地殻変動などの原因で地理的に分断され、互いに別々に進化したものではないかと思われる(学者先生に聞いたのではないので、確信はない)。

 

 但し、写真でわかるように、どちらも、紅白のコトブキテッポウエビと共生している。

 エビは、ハゼのように地理的に隔絶されず、太平洋とインド洋でうまく生き延びてきたらしい。

 

 ややこしいことに、太平洋とインド洋で、同種なのに模様が違うハゼもいる。

 オトメハゼと呼ばれるハゼで、上が太平洋版、下がインド洋版である。

 一見したところ、完全に別の種に思えるが、今のところは、同種とされている。

 生物の世界は、なかなか複雑なようである。

 

(続く)

 

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