匍匐型ハゼというのは、前回のカペラサンカクハゼもそうでしたが、たまには浮き上がる種もいるものの、もっぱら匍匐するタイプのハゼたちです。
【共通撮影条件】
撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ (フルサイズ160mm相当)
撮影協力:アクエリアスダイバーズ
和名:(通称)カニハゼ(Signigobius属)
学名:Signigobius biocellatus Hoese et Allen, 1977
英名:Crab-eyed goby / Twinspot goby
分布:西部太平洋

撮影日時:25-01-27
撮影場所:マクタン(マイタケガーデン)
がれ場や砂地で、写真のようにわずかに海底から浮いており、ピョコピョコと前後に、ユーモラスな動きを見せてくれます。
その動きをカニの横歩きに、また、背びれにある2つの黒い斑点をカニの目に見立てて、カニハゼと呼ばれており、ダイバー及びアクアリストには、非常に有名です
しかしながら、日本にいないため、正式な和名がつけられておらず、カニハゼというのはあくまでも通称です。
寄っても逃げず、ネットに出回っている写真はかなりクローズアップのものが多いせいで、大きめに思われがちですが、体長3-4cmと、初めて見るとその小ささに拍子抜けする人も。
和名:ヒレフリサンカクハゼ(サンカクハゼ属)
学名:Fusigobius signipinnis Hoese et Obika, 1988
英名:Signalfin goby
分布:南西諸島~インド・西部太平洋
撮影日時:2025-01-27[1]
撮影場所:マクタン(マイタケガーデン)
No.146のカペラサンカクハゼと同じサンカクハゼの仲間で、どこにでもいる普通種です。
背びれを、ピコピコと立てたり倒したりするので、ヒレフリサンカクハゼという名前がついています。
同じく背びれを立てたり倒したりするサンカクハゼに、ツマグロサンカクハゼというのがいて、海中ではどちらかよく迷います。
和名:セスジサンカクハゼ(サンカクハゼ属)
学名:Fusigobius gracilis (Randall, 2001)
英名:Slender sandgoby
分布:南西諸島~インド・西部太平洋

撮影日時:25-01-29
撮影場所:マクタン(オランゴ島サンビセンテ)
ヒレフリサンカクハゼと同じサンカクハゼの仲間で、こちらもどこにでもいる普通種ですが、ヒレフリサンカクハゼのように背びれを立てたり倒したりするという芸があるわけではないので、あまり目立たず、水中写真の被写体になることも殆どありません。
セスジという名前の由来は、背びれの前方に、垂直に立った黒色の線があることから。
ただし、同じサンカクハゼの仲間に、垂直線があって、かつ、その後方に黒色班のあるセホシサンカクハゼというのがいるので、注意が必要です。
和名:キンセンハゼ(キンセンハゼ属)
学名:Koumansetta hectori (Smith, 1957)
英名:Hector's goby
分布:八丈島~マレーシア

撮影日時:25-01-29
撮影場所:マクタン(オランゴ島サンビセンテ)
No.140で紹介したキンセンハゼです。
キンセンハゼは、着底することがまずないので、浮遊系ハゼに入れていたのですが、先日購入したReef Fishes of the East Indies 2nd Editionによると、匍匐型のハゼとして分類されていたので、そちらに従おうと思います。
このハゼは、背びれの第1,第2棘が長く伸びるのですが、この写真は、No.140の写真に比べて、あまり長く伸びておらず、第1,第2棘間の鰭膜にあるオレンジの斑点が、1個しかありません。
もしかすると、幼魚なのかもしれません。
下のブログによれば、キンセンハゼの背びれの立った写真は珍しいとのことなので、普通種と思ってスルーせず、もっとヒレを広げた写真を狙ってみたいと思います。
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