ハゼが好き!

海の宝石とも呼ばれる、美しいハゼたちの魅力を、水中写真で紹介します。

【ログ】西表 23/06/24~6/27(3) ハゼ編

 西表のログ、ラストになります。

 

ハゴロモハゼ(嬉しさ度:★★★★★)

 このハゼを撮るために、日程を決めた、今回の本命でした。ただ、一番の狙いだった、婚姻色は、残念ながら撮れませんでした。また機会があれば、再挑戦したいと思います。

 ハゴロモハゼ撮影の様子は、こちら

kasurihaze.hatenablog.com

 

 サキンハゼ(嬉しさ度:★★★★☆)

 最近、名前のついたハゼです。ハゼ自体は何の変哲もない外見ですが、マングローブの葉の上に卵を産みつけ、稚魚が産まれるまで保護するという、珍しい習性を持っています。

下の写真は、卵のアップ。眼が見えているものも。

 

 ヒメダテハゼ(嬉しさ度:★★★★☆)

 大人しかったハゴロモハゼと違い、こちらは雄が、積極的に鰭を広げて、雌に求愛をしてくれていました。もうちょっと寄って、撮りたかったところです。

 

 オイランハゼ(嬉しさ度:★★★☆☆)

 これも、求愛ディスプレーを狙ったのですが、終始びくともせず。背鰭を広げた写真すら撮れませんでした。

 

 リュウキュウハナハゼ(嬉しさ度:★★★☆☆)

 ギンガハゼの巣穴の中から、ぬっと出て来きたシャッターチャンスを、逃してしまいました。こちらは、引っ込む直前くらい。

 寄った2匹にうまくピントが合いましたが、鰭を閉じていたのが残念。

 

 

 西表でお世話になった宿は、さわやか荘さん。

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No.074 ツバメクサハゼ (Vanderhorstia steelei)

和名:ツバメクサハゼ

学名:Vanderhorstia steelei Randall et Munday, 2008

英名:特になし

分布:伊豆~インドネシア・マレーシア

撮影日時:2018-12-12

撮影場所:アニラオ(ロナルドガーデン左)

撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ(フルサイズ160mm相当)

 

 2008年に学名がついた、比較的最近になって知られたハゼです。

 体側に、黄色の横線が多数あるのと、この写真ではわかりにくいですが、尾鰭の先端が、二股になって尖っているのが特徴です。

 『新版 日本のハゼ』によれば、和名は、尾鰭が燕尾型になっているところに基づいてつけられました。

 

 比較的広い範囲に棲んでいますが、このときのアニラオ以外で見たことはありません。

 この個体は、最初は雄雌2匹で巣穴の外に出ていましたが、片方が引っ込み、もう一方は、下の写真のように巣穴から離れてあちこち出歩いていました。

 

 

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No.073 スパングルド・シュリンプゴビー(Vanderhorstia dorsomacula)

和名:スパングルド・シュリンプゴビー

学名:Vanderhorstia dorsomacula Randall, 2007

英名:Spangled shrimpgoby / Dorsalspot shrimpgoby,

分布:フィリピン・インドネシア・マレーシア

撮影日時:2019-04-21

撮影場所:セブ(ボードウォーク前)

撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ(フルサイズ160mm相当)

 

 日本からの正式な標本の記録はなく、和名はまだありません。
 但し、静岡、和歌山、西表などで、生態写真が撮られており、『新版 日本のハゼ』にも、「ヤツシハゼ属の1種-9(P541)」として掲載されています。

 

 英名では、スパングルド・シュリンプゴビー、又は、ドーサルスポット・シュリンプゴビーと呼ばれています。
 スパングルとは、日本で言うところのスパンコールで、体の金と青の細かい点を、スパンコールに見立てたのでしょう。
 ドーサルスポットは、ドーサルフィン(背鰭)に黒い斑点があるところから来ているのでしょうが、この黒い斑点は、雌のみであり、雄にはありません。

 

 下の写真は、同じ日に、同じ場所で撮影したもので、雌の幼魚です。

 

 

 

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【ログ】西表 23/06/24~6/27(2) 小型ハゼ編

 帰宅してから、1ヵ月が経過してしまいましたが、西表のダイビングログの続きです。

 今稿は、小型ハゼ編。

 

アカテンコバンハゼ。嬉しさ度:★★★★★。 

 比較的、撮りやすいサンゴにいてくれました。何度も挑戦して、眼の写っていない写真を量産したハゼだけに、嬉しかったです。

 

アイコバンハゼ。嬉しさ度:★★★★☆。

 上の、アカテンコバンハゼの棲んでいたサンゴと、すぐ近くのサンゴにいて、あっちを撮ったりこっちを撮ったりと、タンク1本の殆どを、この2種で費やしました。

 

イチモンジコバンハゼ。嬉しさ度:★★★★☆。 

 真っ黒なハゼで、ヒゲが見えないので、たぶんこの種ではないかと。幼魚は、可愛いので有名ですが、成魚をリクエストして、応じてくれるガイドさんは、なかなかいないです。

 

セキレイハゼ。嬉しさ度:★★★★☆。 

 『新版 日本のハゼ』には、「オキナワハゼ属の1種-3」として掲載されており、その後に和名と学名のついたハゼです。

 ガイドさんに案内されても、よく見えてなくて、もうちょっとしっかり寄って、数多く撮っておけばという反省しきりです。


 ホムラモドキ。嬉しさ度:★★★★☆。 

 石垣でも見せてもらったので、ちょっと撮影に真剣度が足りませんでした。ですが、石垣のは雌で、こちらは雄。背鰭が伸びています。

 

 ヒゲモジャハゼ。嬉しさ度:★★★★☆。 

 顎に髭があるから、ヒゲモジャハゼ。普段は砂の中に隠れていて、ちょっと脅かすと、50cmほど離れたところに素早く移動し、また砂に潜ります。

 

 リボンリーフゴビー?。嬉しさ度:★★★☆☆。 

 水深3mくらいの、太陽光がかなり入って明るい環境ながら、オーバーハングの下に隠れていたため明暗の差が激しく、老眼も相まって、ガイドさんに何度教わっても、存在が見つけられませんでした。1枚だけ、何とかまともに写っていたのがこれ。

 

 タレクチウミタケハゼ。嬉しさ度:★★★☆☆。 

 カイメンの表面に棲んでおり、それほど人を恐れない印象です。

 

 

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No.072 シマオリハゼ (Vanderhorstia ambanoro)

和名:マオリハゼ

学名:Vanderhorstia ambanoro (Fourmanoir, 1957)

英名:Ambanoro prawn-goby

分布:伊豆~インドネシア

撮影日時:2019-12-10

撮影場所:マクタン(マッドヘヴン)

撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ(フルサイズ160mm相当)

 

 泥地に棲むことが多いですが、それなりに融通が効くらしく、さらさらの砂地に近いところに棲んでいる場合もあります。

 ヤツシハゼ属の中では、よく見かける普通種で、慣れた人には撮影してもらえないくらいです。

 近寄ってもあまり引っ込まず、かえってふらふらと巣穴から出歩いていくことも。

 

 下は、同じ個体の正面顔。

 

 こちらは、幼魚だと思われます。

撮影日時:2023-01-317D

撮影場所:ムンジャンガン(タンジュン・バトゥ)

撮影器材:シグマ17-70ズーム x 2倍テレコン

 

 

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No.071 クロエリカノコハゼ (Vanderhorstia hiramatsui)

和名:クロエリカノコハゼ

学名:Vanderhorstia hiramatsui Iwata, Shibukawa et Ohnishi, 2007

英名:不明

分布:伊豆諸島、高知県

撮影日時:2002-10-01
撮影場所:柏島(ひょっとして勤崎)
撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 1.4倍テレコン

 

 撮影した2002年当時は、まだ和名も学名もなく、柏島では、「モンナシキラキラハゼ」という通称で呼ばれていました。

 『初版 日本のハゼ』(2004年発行)には、「ヤツシハゼ属の1種-5」として紹介されています。

 

 この写真も、キザクラハゼと同じく、ドイツの海洋生物データベースに掲載されています。 

www.meerwasser-lexikon.de

 

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【ログ】西表 23/06/24~6/27(1) ハゼ以外編

 今回は、石垣島で潜った後、隣の西表島に渡って、そこでも潜ってきました。

 しかしながら、石垣と西表は船で1時間足らずの距離とはいえ、一度、荷造りをして、20kg以上ある荷物を2個持ってフェリーに乗るのは、かなり大変でした。

 おかげで、すっかりバテてしまい、西表の最終日のダイビングができずに、ダイビングサービスさんにご迷惑をかけてしまいました。

 

 西表の宿は、さわやか荘さん。

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 お世話になったダイビングサービスは、遊びなーら(あしびなーら)さん。

 小笠原と西表で修業後、近年独立。

 海の生物全般に詳しく、勉強熱心なガイドさんでした。

ashibina-ra.com

 

 ログは、まずハゼ以外の魚から。

 今回は、魚以外の生物には、殆ど出会いませんでした。

 

 ホシカゲアゴアマダイ。最近、和名のついた、ジョーフィッシュの一種です。

 この子は、比較的水深の浅い場所にいて、深いところから上がって来たダイバーが、安全停止するときの、時間潰しのいい相手になってくれています。

 

 ピグミー・シードラゴン。5,6cmほどの、ヨウジウオの仲間。見つけるのは、もちろんガイドさん頼り。ファインダーの中に捉えても、結構動くので、ピント合わせが大変です。

 

 上が、ヒゲニジギンポ。下が、最近和名のついた、ヤクシマキツネウオ。うまいこと、上下に並んでくれました。ヤクシマキツネウオは、昔の図鑑ではプリンセスモノクロブリームと呼ばれており、その名前のせいか、結構人気がありました。

 

 ウミヅキチョウチョウウオの幼魚。6月は、チョウチョウウオに限らず、幼魚の多い季節だそうです。

 

 シチセンチョウチョウウオ。沖縄では、どちらかと言えば珍しく、そうそうは見かけません。尾鰭が、隠れているのが残念。

 

 ヘラルドコガネヤッコ。黄色一色の魚は、何種類かいますが、目の後ろに薄いくまのようなものがあることで、見分けられます。

 

 ハゲブダイ。ブダイは、稀種から普通種まで、様々にいますが、ブダイを撮影する人は、ダイバーの中でも稀種と言えるでしょう。

 

 ヒレグロベラ。ベラも、イトヒキベラ以外は、殆ど人気がありません。

 

 ミナミフトスジイシモチ。普通種ですが、テンジクダイは撮りやすいこともあり、見かけるたびに、結構撮っています。

 

 キンセンイシモチ。こちらも、極めて普通種。ただし、尾鰭に赤い点のある、アカホシキンセンイシモチというのがいるそうで、写真の中にいないかと、いつも探しているのですが、見つかっていません。

 

 イトヒキテンジクダイ。石垣でも、同じような環境にいました。

 

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