撮影日時:2000-06-10
撮影場所:川奈(ビーチ)
撮影器材:Nikon F4 + 50mmマクロ x 1.4倍テレコン
ダテハゼ属の大半は、熱帯に適応した種で、成魚の北限は、柏島、和歌山、伊豆諸島くらいまでである。
ところが、このダテハゼは、北方まで棲息範囲を広げており、伊豆や千葉にもいる。
なので、伊豆や千葉で、ダテハゼ属特有の横縞模様を持つ成魚のハゼを見たら、ほぼダテハゼと考えてよい(幼魚は、伊豆まで流れつくことが、結構ある)。
IOP、富戸などにも勿論いるが、川奈のビーチには、非常に大きな個体が多数棲んでおり、初めて見たときは、驚いた。
(実物を見たことはなかったが、)ニュウドウダテハゼかと思ったほどだ。
地肌はクリーム色をしており、濃い目の茶色の横縞が、胴体に5本、尾鰭にUの字を描いて1本入っている。
背鰭は、前方の棘が長くて、後方に反り返った、烏帽子形と呼ばれる形状をしている。
他のダテハゼ属と同様に、小石混じりのさらさらの砂地か、もう少し泥の混じった砂泥域に棲み、テッポウエビと共生する。
このときの撮影レンズは、50mmマクロに1.4倍のテレコンを装着した、少し珍しい組み合わせで、75mm相当になっている。
川奈は、いつも透明度が悪いので、たまには思いっきり寄って撮影しようと、この組み合わせにしたものと思われる。
比較的短い焦点距離のため、砂地の模様が、ぼけずに写っている。
(続く)
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